プログラム詳細

LIA STUDIOのパソコン教室では、近年のショート動画やスマホ依存による集中力低下、またAI時代に対応して、各々の興味や目標に応じた学習プランを提供します。その中で特に重視している3点『読解力』『アウトプットを前提とした情報収集』『教科横断の学習』について、また具体的に実施する内容についてこのページで紹介します。

重視していること

1. 読解力

字を読んではいるが、内容を理解することができない人が増えています。以下のような原因で集中力が低下しており、途中で文章の構造が分からなくなるためです。

  • ショート動画により長文を読む忍耐力や集中力が削がれる。一部の重要なポイントが強調されがちで、文脈理解が不足する。
  • SNSの普及により、短文でのやり取りが主流となっている。
  • テストや受験対策のために、選択肢式の問題が多く取り入れられ、 表面的な「答え」を探すことに重点を置く傾向がある。
読解力が弱い⇒長文を書けない

AIを活用して複雑な問題解決や創造的なアイデアを引き出せる一方で、使用者の基礎的な能力(読解力、論理力)が低く、浅いプロンプトしか作れない場合、AIを有効に活用できず、情報の質と量において格差が広がります。

  • テクノロジーの恩恵を受けられる人
  • ショート動画やスマホゲームなど消費側になる人

と二極化が進んでいます。

長文を書けない⇒思考が短絡的になる
  • 目先の利益に囚われる: 長期的な目標や計画を立てる能力が不足し、結果として短期的な解決策ばかり追求してしまう。
  • 問題の根本原因を見落とす: 表面的な対応に終始し、問題の深層を掘り下げることができない。
  • コミュニケーションの齟齬: 他者との意見交換が表層的になるため、誤解や対立が生じやすい。
  • 説得力の欠如: 論理的な裏付けが弱くなるため、提案や議論において相手を納得させる力が弱まります。

あらゆるスキルが向上

読解力や長文を構造的に書ける、これらの能力を幼いうちに鍛えることができれば以下のようなメリットがあります。

  • 洞察力:他者の話や文章の意図や背景を正確に汲み取る力
  • 自己表現力:自分の考えを他者にわかりやすく伝えるスキルを高め、他者に影響力を持つことができる
  • 想像力:多角的な視点から物事を捉え、新しいアイデアを生み出す力。
  • 集中力:長時間にわたって一つのテーマに取り組む能力。
  • 学力向上:結果的に全体的な学力が底上げされる。

パソコンを使って自分の興味のあることや短い情報をきっかけに深掘りする能力を訓練することで、表面的な理解にとどまらない学びを実現します。

2. アウトプットを前提にした情報収集

ショート動画やスマホ依存から脱却するためには短期的な快楽に代わる、長期的なやりがいや達成感を得られる目標を見つけることが重要です。人は「目的意識」を持つと、短期的な誘惑に対して抵抗しやすくなり、その熱量がショート動画やスマホゲームに奪われていた時間やエネルギーを埋めてくれます。LIA STUDIOでは、「考える → 情報収集 → 整理 → アウトプット」というプロセスで、以下のポイントを大切にした学びを提供しています。

  • 目的意識を持った学び:短期的な快楽に流されるのではなく、長期的なやりがいや達成感を目指すことが、情報を有効活用する第一歩です。例えば、ショート動画は「深い学びの入口」として捉え、興味を持ったテーマをさらに深掘りする方法を指導します。
  • 情報を「使える形」に整理する力:集めた情報を後で見返したときにすぐ理解できるように整理し、記録に残す力を育成します。これにより、再検索や思い出すための時間を削減。また、学びの過程を記録することで進捗が可視化され、自分の成長を実感できるようになります。
  • 多様なアウトプット:情報をただ集めるだけでなく、得た知識を活かして人に説明したり、ブログ記事執筆、ショート動画作成など、多様なアウトプットの手段を習得することで学びの効率を最大化します。
  • 興味やスキルの深掘り:学んだデジタルスキルを活かして、趣味や関心のある分野に関する長期目標やプロジェクト型学習を支援します。

3. 教科横断の学習

現実世界の課題に対応できるようになるには、集める情報が単なる「知識の山」ではなく、実際に使える「価値ある知識」に変える力を身に着けることが大切です。そのためにプロジェクト型学習の中で、日頃学んでいることや既に知っていることを組み合わせて、実生活や他の分野で役立ったという体験を大切にしています。

具体例
  • 特定の国の文化形成を探る:歴史と地理を調べ、気候や地形がその国の食文化や伝統に与えた影響を分析しまとめる。
  • スポーツデータの解析:サッカーの試合データを数学的に分析し、Excelでグラフ化。試合の戦略を考察するレポートを作成。
  • 料理と科学の融合
    発酵や加熱の仕組みを科学的に学びながら、新しい料理のアイデアを考案し、レシピをまとめる。

具体的な学習内容


タイピング

タイピングスキルは、現代のデジタル社会において欠かせない基本スキルです。ドラクエのようにストーリーのあるタイピングゲームを採用しています。以下のようなメリットを体感できる速度を目指して練習を行います。

タイピングができることのメリット
  • パソコンそのものに慣れ親しむ第一歩:パソコンに触れる時間が増えることで自然と操作に慣れていき、パソコンが「難しいもの」ではなく「楽しいもの」という印象を持てるようになります。
  • 効率的な作業が可能:ブラインドタッチが身につけば、手書きの3倍以上の速度で文章を入力できるようになります。これにより、宿題やレポート作成、メールの送信など、日常的なタスクを早く終わらせることができ、他の学びや活動に時間を割けるようになります。
  • 英語学習との相乗効果:タイピング練習に英単語を取り入れることで、自然と英語のスペルや単語の意味に親しむことができます。
  • 表現力アップ:文章を書くことへの苦手意識が軽減され、クリエイティブな作業を楽しむ余裕が生まれます。
  • 将来への備え:タイピングは学校での学習だけでなく、将来の仕事で必須の基礎スキルです。効率的なデータ入力や迅速なコミュニケーションが求められる職場では、スキルの有無が生産性や評価に直結します。

AIを活用した自学自習サポート

AIで多くの仕事が奪われる時代に何がAIは得意で、何が苦手なのかを理解しておくことが大切です。ただ受け身で情報を得るのではなく、アウトプットを前提とした情報収集、学習効果を上げるための使い方を次のようなプログラムの中で一緒に考えていきます。

  1. AIの強み、弱みを理解
  2. 自分の興味のある分野で問いを設定する練習
  3. AIの情報を鵜呑みにせずに他の情報源と比較する
  4. 興味のあるテーマでライトなプレゼンテーション
  5. 画像生成や音楽生成AIなど、多様なAIツールに触れてみる
  6. 自分が学んだことをまとめて授業をつくってみる

ゲームで「考える力」を鍛え、依存を防ぐ学びへ

LIA STUDIOでは、学びの一環としてゲームを活用することもあります。ゲームはただの娯楽ではなく、目標を持って戦略的に考えながらプレイすることで、集中力や自己改善力を育てるツールになります。遊びと学びを融合させ、子どもたちが楽しみながらスキルを磨ける環境を作っています。

Minecraftでの学びとスキル育成

Minecraft Educationは、通常のMinecraftとは異なり、学校の授業での使用を想定した特別なプログラムが組み込まれています。このプラットフォームには、科学、エンジニアリング、テクノロジー、数学(STEM)のスキルを学ぶための豊富なレッスンプランが用意されており、子どもたちはゲームを通じて実践的な学びを体験できます。これにより複数の教科を統合的に学び、創造性を育みます。さらに、コードビルダー(Code Builder)を使ったプログラミング学習では、数学の論理思考やパズル問題解決力を養います。

ご家庭でのゲームを有意義な時間に

ゲームは基本的に「考える」ことが抜け落ちると言われていますが、逆にゲームでしっかり「考える」ということを訓練できれば、依存を抑える効果があります。それは目標を設定して考えながらゲームをプレイすると「疲れるから」です。たとえばスマブラなどのリプレイ動画を振り返ったり、新しいコンボを覚えたり改善点を見つけることで、論理的思考や自己改善力を鍛えます。目標を持ちながらプレイすることで、ご家庭での個人的なゲームを生産的な時間に変えることができます。

プロジェクト型学習で興味を起点にスキルを身につける

LIA STUDIOでは、Officeソフト、デザイン、動画編集、SNSの使い方などのスキルを、プロジェクト型学習の中で必要に応じて、お子さまが興味を持ったタイミングで教える方針を採用しています。このアプローチは、子どもたちの主体性を引き出し、効率的かつ楽しく学びを進めることができる点が特徴です。

興味のない段階で基礎スキルを押し付けるデメリット
  • モチベーションの低下: 興味がない状態でスキル習得を強いると、子どもたちは「なぜ学ぶのか」が見えず、意欲を失いやすくなります。
  • 無理な学びがストレスに: 無理に学ばされることで「学び」に対するネガティブな印象を持ちやすくなり、その後の成長にも影響を及ぼす可能性があります。
  • 実践との結びつきが弱い: 理由や目的が曖昧な状態で学ぶと、学んだことを実際に活用する機会を見いだせず、スキルが定着しにくくなります。
興味を起点としたスキル習得のメリット
  • 自然な学びの流れ: プロジェクトの中で「必要性」を感じた瞬間に学ぶことで、スキル習得がスムーズに進みます。
  • 目的意識の醸成: 「これができるようになりたい」という意欲が湧き、学びの動機付けが強化されます。
  • 実践的な活用力: 学んだスキルをその場でプロジェクトに応用するため、即戦力となる実践力が身につきます。

たとえば、プロジェクトの中でデータ分析が必要になればExcelを、プレゼン発表が必要になればPowerPointを学びます。動画制作やSNS運用も、必要性や興味が湧いたタイミングで取り入れ、スキルを楽しく身につける場を提供します。

プログラムはお子さまの興味に合わせて柔軟にカスタマイズできます。まずはお気軽に、無料体験レッスンでご相談ください。お子さまの希望や目標に基づいた最適なプログラムをご提案いたします。